質問します。
あなたは受験勉強をする時間、足りてますか?
「はい」と即答できたあなた。あなたには僕のオンラインコースは必要ないかもしれません。ぜひ有り余る時間とやる気を武器に東大理三・東大文一に進学していってください。
でも、「いいえ」と答えたあなた。あなたには僕のコースはうってつけだと思います。ぜひ話を聞いていってもらえればと思います。
その前に少し僕の高校時代のお話をさせてください。
僕が高校生の時この質問をされたなら…確実に「いいえ」と答えたはずです。なぜか?ここからは少しタイムスリップして僕の中学高校時代の話をさせていただきます。
僕が中学に入学して最初の中間テスト(人生で初めての定期試験)。僕は学年成績何番という順位を教えてくれるシステムに衝撃を受けました。確か最初の中間テストは160人中40番くらいだったと思います。親に台所に呼ばれてめちゃくちゃ怒られたことをいまでも鮮明に覚えています。「こんな成績じゃまともな高校に行けないぞ」ってね。けっこうな数の子はここで勉強嫌いになっちゃうのかな。でも僕はこのシステムが好きになりました。あー。中学からは学年でどれくらい賢いのか毎回教えてくれるんだってね。
それから中学一年の一学期期末テスト、二学期中間テストと毎期定期試験を受けていくわけですが、結局学年トップ10を下回ったのは一番初めの中間テストだけでした(まあ地方の田舎の公立中学校なので自慢できることでも何でもないんですけど)。
そんな中学時代でしたから高校受験は正直楽勝でした。私立高校の受験は受けた2校とも入学金・授業料全額免除の特待生合格、そして地元の公立進学校にも筆記試験一桁で合格しました。
はい。晴れて学区トップ進学校の高校生の仲間入りです。県内で言うと2番手3番手の進学校です。なので高一の春先生たちから言われました。「学年の時間分最低限家で勉強しろ」って。高一は1時間、高二は2時間って具合ですね。僕はこれを聞いた時、はあ高校生はそんなに勉強しなくちゃいけないのかと思いました。だって中学では一夜漬けで余裕で点数取れていましたから。でも人の習慣というものはなかなか変わらないものでして、高校の最初のテストもほぼ一夜漬けで試験を受けることになりました。結果は…240人中15番。毎年1人2人は東大・京大に現役合格する高校です。僕は思いました。なあんだ。大学受験も先生たちが言うほど大したもんじゃないんじゃないかと。大学受験を舐めた高校時代のはじまりでした。
僕が高校時代力を入れたこと、部活(テニス部でした)・テレビ・ゲーム・文化祭。およそ勉強はしませんでした。でも幸い記憶力が人より優れていたので毎回一夜漬けが功を奏しクラスで2番くらいの成績を取り続け高三の夏休みをむかえました。そして高三の夏休み。そんな舐めた高校生に現実を突きつける事件が起きます。そうです。初めて自分で申し込んで京大模試なるものを受けに行ったのです。確か僕の高校で受験させられていた模試は進研模試だったと思うのですが、京大模試とのあまりのレベル差に模試会場で茫然としたことを覚えています。というか茫然としすぎて全教科の受験すらできず途中でそそくさと受験会場をあとにしたのですが。全教科受けても無駄だなと敵前逃亡しました。そして、現実を受け入れ今後を考えなければいけない夏休みが幕を開けたのです。現役では確実に京大に入れない。でも浪人はしたくない(現在はさらにそうだと思いますが僕が受験生だった頃も現役志向が強まっていました)。さてどうしたものか。そもそもなんで僕は京大に行こうと思ったんだっけ?真剣に考え始めました。
なんか京大って東大より響きがかっこいいし、京都ってアカデミズムの街って感じがする。それに京大に行けばエリートサラリーマンの道はほぼ確定でしょ。こんなことを考えて僕は京大を受けようとしていたことに気づきました(昔の僕も浅いですね…今もですが)。
当時の僕はめちゃくちゃ自信過剰でして、国立なら東大京大、私立なら早稲田慶應のどこかになら必ず行けると信じていました(いま考えるとイタイですね。自分を客観視できないってほんとうに恐ろしい)。
まあでも京大模試で現実を知り、数学の勉強量の多さにも辟易して、私立名門校に行くことを決めました。それでも、なぜか京都で大学生活をしてみたいという気持ちは捨てきれず、志望校は同志社大学に決めました。夏休みの終わりの頃だったと思います。
よし!志望校も決まった。あとは志望校対策をするだけだと思ったのも束の間。ここでも問題が発覚します。実は京大を目指して世界史の授業を高校で選択していたのです(日本史は小学生の頃から好きだったので自分で勉強しようと決めていました)。あれ?高校の世界史の授業いらなくね?
そうこうするうちに夏休みが終わって、2学期の初日。高校の先生に言いました。京大を諦めたので世界史不要になりました。つきましては日本史のクラスに選択変更させてもらえませんか。
けっこう理解のある母校の教師陣でしたが、「アサミよお。さすがに高三の2学期から地歴選択は変えられない。授業は引き続き世界史を受けてくれ」と言われてしまいました。僕はまあ仕方ないよなと思うと同時にやっぱり自分でやるしかないと気持ちを新たにしたのを覚えています。結果、やりきったんですけど(無事現役合格)。
さて。いま現在高校生のあなたの話に戻りましょう。僕の高校時代の話に付き合っていただきありがとうございました。
僕の昔話で伝えたかったこと、それは、時間がある高校生なんてほとんどいないという事実です。どんな名門公立進学校の学生だろうと気づいたときには時間なんてありません(昔塾で受け持っていた福岡県トップ進学校修猷館の生徒も時間に追われていました)。気づいた時には受験本番へのカウントダウンが始まっています。ですから、さっさと終わらせられる科目は終わらせてしまって時間を捻出し、時間のかかる科目にその捻出した時間を充てるしかないんです。一日はみんな平等に24時間なんですから。
おそらくあなたは現在時間に追われているはずです。意味があるのかもわからない課題や補習に付き合わされている受験生も多いことでしょう。そんなあなたに僕が真っ先に言いたいこと、それは、「あなただけじゃないよ」という事実です。過去の僕もそうだったし、周りの受験生もほとんどがそうです。時間なんてありません。
じゃあどうすればいいか?時間を作り出すしかありません。早く終わらせられる科目はできるだけ早く終わらせて。
大手の塾・予備校は、難関大学に合格するにはできるだけ多くの授業を取って、毎日塾・予備校に通うことが必要だとあなたに思わせたがっています。ですが、僕がいまここで伝えたいことはそれは間違いだということです。毎日予備校の授業をうけ、ちょっと賢くなった気でいる受験生が第一志望校に合格したのを僕はついぞ見たことがありません。第一志望に合格する受験生は例外なく授業やインプットはさっさと終わらせて問題演習をひたすらこなしています。例外なく!です。
大手の塾や予備校はあなたが失敗するのを望んでいるんではないかと考えたことがあるでしょうか。おそらくその考えは正しいです。あなたがすぐに賢くなってしまったら彼らには何のメリットもありませんから。あなたの成績が伸びず右往左往している状態こそが彼らにとっては都合がいい状態なのです。
もちろん僕のオンラインスクールは違います。本当にあなたの合格を願い、あなたが夢見た大学にいく姿が見たいんです。だから僕はこのオンラインスクールを作ったんです。あなたの心の中には本当に行きたい大学があることを知っています。そしてあなたにはその大学に行く潜在的な力があることもわかっています。だってここまで僕の拙い文章を読んできてくれたんだから(素晴らしい国語力です!)。
ぜひ僕のオンラインスクールで日本史をさっさと終わらせてください。そして浮いた時間をフルに使って他の重点科目に取り組んでもらえればと思います。